エアパック工法
水を恐れない『エアパック工法』が、施工シーンを変える
エアパック工法は、“水に弱いエアモルタル”を“水に強いエアモルタル”に改良した画期的な工法です。
エアパック工法が施工の困難を解決し、より広いニーズにお応えします。
水に強いエアモルタル誕生!
エアモルタルはすぐれた素材ですが、水と接触するとエアと固体粒子が分離するため、グラウトとしての弱点がありました。その弱点をカバーした工法がエアパック工法です。エアと固体粒子の分離を防止することに成功し、水に強い性質を持ちますから、今まで困難だった湧水箇所などでの施工が格段に向上します。
限定注入を実現!
エアパック工法は、特殊な起泡剤(AP-1)を用いたエアモルタルに可塑剤(AP-2)を加え、エアモルタルを瞬時に固結させて「エア」をグラウト内に封じ込めます。この時、同時に可塑状になるため、容易に限定注入ができる二液性注入工法です。
エアパックの性質
エアパックの形状
流動状のエアモルタルのAP-2(可塑剤)を加えると、瞬時に可塑状となり、空気量は変わりません。
右側のエアパックは静止した状態ではほとんど広がり(だれ現象)がなく、固体の性質を示しています。
注入ポンプで加圧(低圧)すると、容易に流動化し液体の性質を示します。このような性質はエアパック特有のもので、可塑状グラウトといいます。
溜水、注水中の注入実験
アーチ型トンネル模型で溜水、注水中の注入実験を行ってみました。
A B C
A 中間位置より15リットル/分の水を注水し、下部には溜水、上部は蓋の合せ面より漏水ていう状態で、エアパックを下部注水孔より注入しました。
B 注入したエアパックは、水中下で徐々に固結し、だれ現象もほとんど発生していません。
C 水に希釈されずに固結しており、注水している水中下でもほとんどエアは流出しなかったことが確認できました。