可塑状グラウト協会

可塑状グラウトの最先端技術のパイオニア 社会資本の築造・補強・補修で技術大国・日本に貢献します

可塑状グラウト協会

会長ご挨拶

 
朝倉会長

 

 

 

京都大学名誉教授 

朝倉 俊弘 

 

 

昨今、社会資本老朽化の報道や東日本大震災による被害発生に伴い、インフラの安全性・維持管理・更新に対する関心が高まっています。トンネルも例外ではなく、覆工コンクリート片の落下防止や地震への対策が必要となっています。
高度経済成長期に新幹線や高速道路のトンネルが大量に建設されましたが、当時の覆工コンクリートの施工方法では、技術的な問題により、覆工背面と地山との間に空隙が残るものが大半でした。このようなトンネルの安定性や耐震性を向上させるのに一番大事なことは空隙をきちんと埋めてやることです。
背面空洞をより完全に埋めるために開発したのが「可塑状グラウト注入工法」です。
裏込め注入の大切さが浸透し、注入材としては「可塑状グラウト」が一番良いと認識しておりますが、さらなる品質の向上を目指して、材料の改善、工法の充実を進めてまいります。
単に技術・材料を売るというだけでなく、もっといいものにして使っていただけるように、「可塑状グラウト協会」の会員各社は、技術力向上に日々努めてまいりますので、今後も、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


CONTENTS

空洞充填材として1970年代から開発が進められてきた可塑状グラウトについて、その注入による空洞充填工法の理論と実際とを解説。

 

著者:三木五三郎、下田一雄

出版社: 日刊建設工業新聞社
ISBN: 978-4782401033
発売日: 2001/08

 

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